中国で流行っているとされる「愛人別れさせ屋」とは
■別れさせ屋フリーダム所属工作員 河西
近年、中国では「愛人別れさせ屋」と言われるサービスが流行っているそうです。
本日のコラム第42回は上記の「愛人別れさせ屋」、中国の別れさせ屋についてフリーダム所属工作員の河西が書かせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
日本と中国の別れさせ屋はどこが違うのか
「中国の「愛人別れさせ屋」と、日本の別れさせ屋との大きな違いは客層にあります。
日本の別れさせ屋業界では不倫相手(愛人)の立場にいる方からの、「自分が正式な配偶者になるために、不倫相手の配偶者(夫婦)を別れさせてほしい」というご依頼が多くなっておりますが、中国では真逆になり、正式な配偶者である奥さんの依頼で「夫とその愛人を別れさせてほしい」という依頼が大半を占めているようです。
これには中国人男性の「愛人」の多さが関係しています。 中国という国は歴史的に社会的・経済的に成功している男性は大抵愛人を囲うとされており、現在でも成功している男性の多くが愛人を囲っていると言われております。
中国の成功した男は、なぜ愛人を囲うのか(東洋経済オンライン2014年01月23日付)
中国の愛人事情
中国の政府系メディア「人民論壇」によりますと、調査および処分を受けた腐敗・汚職幹部の95%に「愛人」がいたそうです。(人民論壇2010年8月23日付) しかも、この95%という数字ですが、残りの5%は女性幹部ではないかとされており、男性の腐敗・汚職幹部には100%愛人がいたという説もあるのです。
さらに、中国には愛人を持つ男性が愛人のためにマンションなどを借りている、「愛人村」と呼ばれるような地区(深圳市皇崗村など)もございます。 深圳市皇崗村は香港から近いため、普段香港に住んでいる成功者が愛人に会うために通っていると言われております。
また、この愛人村は中国の国内だけではございません。 アメリカのカリフォルニア州アルカディア市も、中国人の富裕層が愛人のための家を多く買っている「愛人村」であると言われております。(レコードチャイナ2014年12月11日付)
もちろん日本も無関係ではなく、近年ではキャバクラで働く女性や風俗嬢を中国の富裕層に愛人として斡旋している人物も存在すると言われております。 また、最近ではドラマ版デスノートにも出演したグラビアモデルで女優の佐野ひなこさんが中国大富豪の愛人になったのではないかというニュースも流れました。
佐野ひなこが中国大富豪の愛人に?(東洋経済オンライン2014年01月23日付)
このように、中国で社会的・経済的に成功している男性の多くが愛人を囲っているわけですが、奥さんとしては愛人の存在はもちろん面白くありません。 できることなら旦那さんには愛人とは別れてほしいと思っており、もしも別れさせることができるのであれば使える手段は使うことでしょう。
こういった理由で、中国においては日本の別れさせ屋とは少し違う「愛人別れさせ屋」というサービスが流行るようになったというわけです。
「愛人別れさせ屋」の依頼者や料金相場について
また、前述の「中国で社会的・経済的に成功している男性の多くが愛人を囲っている」という理由から、「愛人別れさせ屋」の依頼者の方の多くは40~50歳の女性であり、その殆どがお金持ちの社長夫人と言われております。 それも資産数百万元(数千万円)というレベルではなく、ほとんどが数千万元(数億円)、数億円(数十億円)といった大金持ちなので、旦那に愛人ができる度に愛人別れさせ屋を利用しているようです。
一般的な案件で数十万元(約数100万円)が相場で、100万元(約1800~1900万円)を成功報酬として請求した愛人別れさせ屋もあったそうです。
近年、日本の別れさせ屋市場は過当競争によって基本料金や成功報酬の低下が発生しておりますので、日本の別れさせ屋である弊社フリーダムからすれば、中国の愛人別れさせ屋事情は何とも景気の良い話であると言えます。 しかし、中国は法律が特殊な上に色々と政治的な問題がありますので、日本の別れさせ屋が中国に進出することは非常に難しいでしょう。
日本の別れさせ屋の調査員や工作員がスパイ疑惑などで中国軍に拘束されてしまうなど、国際的なトラブルになるリスクが考えられます。
「愛人別れさせ屋」が用いる方法・手法
なお、中国の愛人別れさせ屋が使う方法は4種類と言われております。
1.移情(異性に目を向けさせる、日本の別れさせ屋でも一般的な手法)
2.移位(愛人に就職の斡旋をしたり、商売の手伝いなどをして愛人を辞めさせる方法)
3.介入(家族や友人に働きかけ、愛人を辞めさせる方法)
4.嫌悪(不倫相手の欠点や隠していたことを気付かせ、一緒にいるのを嫌にさせる方法)
弊社別れさせ屋フリーダムは状況に合わせて様々な方法を使いますが、日本の別れさせ屋の中には1の「移情」しか使わないような業者もあるのではないでしょうか。
日本の別れさせ屋が中国に進出するのは難しいと思いますが、その逆、今後中国の別れさせ屋が日本に進出してくるようなこともあるかもしれません。 日本の別れさせ屋も技術力などを磨いておかないと、いずれ中国企業の別れさせ屋に蹂躙されてしまうかもしれませんね。
今回のコラム著者情報
工作員 河西
別れさせ屋フリーダムに入社して6年目の工作員。ホストと介護を経験してから別れさせ屋の工作員になった。ホストの経験を活かしたトーク力のレベルは高く、かなりのイケメンというほどではないが別れさせ屋の仕事においても成功率はかなり高い。
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