

別れさせ屋への無理な要求
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■別れさせ屋フリーダム所属調査員 岸
別れさせ屋というサービスの利用を検討する際、ご相談者様は多くの期待や希望と、その逆に不安を抱えていることが多いと言えます。 しかし、その思いが現実と乖離した要望に繋がってしまうことも少なくありません。 弊社フリーダムは可能な限り、希望や要望にお応えすることを信条としておりますが、時に、ご相談の中でどうにもならない要望が出されることもございます。 こうした要望の中には、単に困難であるだけでなく、場合によっては法的な問題に発展するリスクのあるものも含まれます。
冒頭で「不安」と述べましたが、未だに別れさせ屋業界に詐欺や悪質な業者が存在しているため、それが相談者や依頼者の不安や不信感を増幅させてしまっていることも無理な要望に繋がる要因の一つです。 高額な料金を請求する一方で、十分なサービスが提供されないケースへの懸念が相談者に大きな不安を与える要因となっているのです。 こうした不安が、お応えできない要望を引き起こすことに繋がっている面もございます。
本コラムでは、別れさせ屋というサービスに対してご相談者様から寄せられる無理な要求について、その具体例を順に挙げた上で、何故その要望にお応えすることができないのか、分かりやすく解説してまいります。 これから何処かの別れさせ屋に相談を考えている方は、是非最後までお読みください。
違法行為の要求
最初に挙げられるお応えできない要望は、違法行為の要求です。
別れさせ屋の業務においては、依頼者から違法行為を求められることも少なくありません。 ご相談者様が明確に違法行為を望んでいる場合もあれば、違法行為であると気付かずに「こういう方法でどうか?」と逆提案をしてくる場合もございます。
よくあるものは名誉毀損や脅迫に当たる怖れがある方法で、とにかく結果を出してほしいという理由からであったり、予算的に接触を行う工作の依頼が難しく、短期間で効果が出そうな方法として、無自覚に違法行為になってしまう方法を考えてしまう方がいらっしゃいます。
しかし、現在の多くの別れさせ屋は、管轄の公安委員会に探偵業届出を提出し、法律の範囲内で業務を行うことを徹底している会社が大半です。 これは、別れさせ屋が探偵業届出を行うことで合法的な手段で問題を解決することが可能になり、ご依頼者様がリスクを負うことなく、安心して依頼できるようになっているとも言えます。 違法行為に当たる方法を別れさせ屋が用いてしまうと、同様にご依頼者様も法的なリスクを伴うことになるため、皆様が安心してサービスを利用できるように、違法行為は絶対に避けなければなりません。
また、現在の日本の司法は、別れさせ屋の業務が公序良俗に反するか否かの判断基準として、対象者との肉体関係の有無や、それを事前に計画していたかどうかに重きを置いております。 つまり、「別れさせるために肉体関係を用いる」ことを求める要求は、違法行為に該当する可能性が極めて高く、別れさせ屋側だけでなく、依頼者自身も管理売春などの罪に問われる可能性があるということです。 こうした行為の要望は、結果を期待するあまりに別れさせ屋のサービス利用を検討している方が陥りがちですが、実際のところとしては、法的に非常に危険な行為と言えます。
さらに、公序良俗に反する契約は無効とされるため、そのような契約に基づく場合の依頼料金は、別れさせ屋側も合法的に得ることができなくなります。 これにより、別れさせ屋側も依頼者から支払われる予定だった報酬が回収できなくなる、大きなリスクを負うことになります。 別れさせ屋側も、このようなリスクを回避するため、違法行為や公序良俗に反する要求を受けることはできないということです。
弊社別れさせ屋フリーダムはご依頼者様の希望に沿った結果を出すことを常に念頭に置いておりますが、それに加えて、ご依頼者様に無駄な法的リスクを追わせないよう、常に法律を遵守し、適切な手段で対応いたします。 違法行為を含む要求に対しては、一切の妥協なくお断りする姿勢を貫き、ご依頼者様の安全と信頼を第一に考えております。
情報を隠したままの提案や見積もりの要求
別れさせ屋への依頼を検討している方の中には、依頼の内容が非常にデリケートであることや、悪質な業者への懸念から、依頼前に詳しい情報を提供することに慎重な方もいらっしゃいます。 希望自体は明確であることが多い一方で、対象者に関する情報が伏せられていたり、依頼者自身の状況に関する質問への回答が曖昧になることは少なくありません。
しかし、このような情報不足は、別れさせ屋側が正確な提案や見積もりを行う上で重大な障害となり、場合によってはご提案すらできない場合もございます。
対象者の詳細な情報、例えば行動パターンや日常の生活状況、さらに依頼者との関係や背景が不明瞭な場合、別れさせ屋として最適なアプローチを設計していくことが非常に難しくなります。 ご相談者様からの情報が不十分であると、対象者に対してどのような方法が有効であるか、どのようなタイミングで接触していくかなどを正確に判断することはできません。
これは単に「情報がない」ということではなく、「情報を伏せられているから」「情報が隠されているから」であることにご注意ください。 情報がないと分かっていれば、その事実に即して調査期間を長めにお見積りすることができますが、情報を伏せられていると何の情報も参考にできないため、ご提案とお見積もりが全くできない事態もあり得ます。
実際には、弊社別れさせ屋フリーダムのように、探偵業届出を正式に提出している会社であれば、探偵業法に基づく法的な守秘義務が課せられております。 この守秘義務により、ご相談者様や対象者の個人情報や提供された詳細情報は厳重に保護され、外部に漏れることはございません。 法的に課せられた守秘義務の存在は、ご相談者様が安心して情報を提供できる環境を作り出し、より正確な提案や見積もりを行うための重要な要素です。
弊社では、ご相談者様のプライバシーや不安に最大限配慮しつつ、最善のご提案をするために、必要な情報をご提供いただくことをお願いしております。 いきなりの信頼は難しいかもしれませんが、先にご説明した法的な守秘義務がございますので、安心して情報をご提供いただければ幸いです。
契約前の実動要求
別れさせ屋のサービス利用を検討する際、ほぼ依頼の意思を固めつつも、「この会社は詐欺ではないか?」という不安が拭い切れない方もいらっしゃいます。
そのため、契約や支払いを行う前に「まずは実動してもらって、その実動が確認できたら契約をしたい」という要求をされる場合がございます。 しかし、こうした要求をするお気持ちは理解できるものの、実際にお応えすることは非常に難しいと言わざるを得ません。
別れさせ屋の業務に限らず、全ての業務は依頼者との契約に基づいて進められるものであり、契約前に行動を起こすことは基本的なプロセスに反する行為です。 さらに、探偵業務は法律で明確に規定されており、「他人の依頼を受けて、特定人の所在や行動に関する情報を収集することを目的とし、面接による聞込み、尾行、張込みなどの方法で実地の調査を行い、その結果を依頼者に報告する」とされています。
つまり、別れさせ屋は正式な依頼を受けた上で尾行や張り込みなどの調査を行う場合に限り、それが探偵業務として合法的に認められます。
しかし、契約がない状態で対象者を尾行したり、張り込みを行うことは、単なるストーカー行為と見做される可能性があり、当然のことながら違法行為となり得ます。 契約がなければ調査業務を正当化する法的根拠はなく、別れさせ屋とご依頼者様、双方に重大なリスクが発生するということです。
弊社別れさせ屋フリーダムは相互信頼関係を大切にし、正式な契約に基づいた業務を進めるようにしております。 不安がある場合には、ご契約の前に十分な説明を行いますので、どうぞその気持ちを率直にお伝えください。
結果の保証要求
「必ず成功させてほしい」「100%の確率で別れさせることを約束してほしい」といった結果を保証する要求は、別れさせ屋への相談において、よく耳にする言葉の一つです。 依頼を検討している方としては、高額な依頼料金を支払う以上は結果を確実に得たいと考えますので、このような要求が出ることは当然と言えるでしょう。
しかし、別れさせ屋の業務は人の心や考え方に深く関わる特殊なサービスであり、100%の成功を保証することは不可能です。
別れさせ屋の成功率は、知識、経験豊富なスタッフ、適切なアプローチによって高めることができます。 しかし、最終的には、ターゲットとなる相手の目に見えない心や感情を動かすことが求められ、その部分は完璧にコントロールできるものではございません。 人間関係や感情は複雑であり、想定外の変化や反応が起こる可能性が常に存在いたします。 そのため、どれほど慎重に計画を立てても、残念ながら結果を100%保証することはできないのです。
別れさせ屋のサービスはリスクがあり、リターンが保証されるものではないという点を理解していただくことが重要です。 人の心や状況を操作する業務には必然的に不確定要素が伴い、その結果、望ましいリターンが得られないこともあり得ます。
リスクを負った上でも、どうにかして現状を変えたい、結果を求めたいと強く願う方が利用するサービスが「別れさせ屋」なのです。
また、相談時に「100%成功させます!」と公言する別れさせ屋には注意が必要です。 そういった業者は契約金だけ目当てにして、過度な期待を煽る悪質な業者である可能性が高いと言えます。 依頼者の不安や焦りに付け込んで強引に契約を結び、結果が出るどころかろくな実動を行わないまま、依頼が終了することも考えられます。
弊社別れさせ屋フリーダムは、ご依頼者様の希望に応えるべく、知識や技術、人材を駆使して最良の結果を目指していますが、100%の成功を保証することはいたしません。 私たちは現実に即さない過度な期待感を煽ることなく、あくまでも現実的な期待を持っていただくことを重視し、ご依頼者様との信頼関係を第一に考えております。
さらなる別れさせ屋への過度な要求と現実
ここまで解説してきたように、別れさせ屋のサービスに対して皆様が抱く期待や要望には多様なものがございますが、その中には現実的に対応が難しいものや、法的リスクを伴う要求も含まれております。 違法行為の要求や、契約前に実動を求めるもの、結果の保証を求めるもの、具体的に挙げたものはそういった要望の代表例と言えます。 しかし、ここまでに挙げたもの以外にも、別れさせ屋のサービス利用を検討している方から、不安や疑念に基づいた難しい要望が寄せられることもあるのです。
例えば、「詐欺ではないか?」という不安から、「調査員や工作員の実動に同行したい」という要望も少なくありません。 しかし、この要求も法律的には受け入れることが難しいものです。 先ほども述べたことですが、探偵業務は法律で厳密に規定されており、「他人の依頼を受けて、特定人の所在や行動に関する情報を収集することを目的として、面接による聞込み、尾行、張込みなどを行い、その調査結果を依頼者に報告する」とされております。 このような調査活動は探偵業として許可を受けた調査員が行うことで合法的に行動できるのですが、ご依頼者様が同行する場合、ご依頼者様自身はストーカー行為に該当するリスクが生じます。
また、同じような不安から、「調査や工作の様子をリアルタイムで動画配信してほしい」という要望もございますが、これも法律的な問題が考えられます。 リアルタイムでの動画配信は対象者のプライバシーを著しく侵害していると見做される可能性が高く、民法第709条に規定されているとおり、「故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う」を問われる可能性が否定できません。 こうした行為は別れさせ屋だけでなく、それを希望したご依頼者様も同様の法的責任を問われる可能性があるため、注意が必要です。
探偵業務は依頼者に「結果」を報告するものであり、リアルタイムでの映像提供や依頼者の同行は法律の範囲を超えた行為になり得ます。 詐欺への不安から、ご依頼者様が調査や工作の進行を直接その目で確認したいお気持ちは理解できますが、違法行為に発展しないよう配慮する必要がございます。
探偵業届出を提出して別れさせ屋を営業している会社や業者側としては、法律の範囲内で、ご依頼者様の希望に沿った対応をご提供することを第一に考えております。 リスクや現実をしっかりと理解した上で、適切にサービスを利用することがご依頼者様の安全の上でも非常に重要であり、信頼できる会社や業者との協力が依頼成功の鍵となります。
弊社別れさせ屋フリーダムは、ご案件の成功に加えてご依頼者様の安全も常に考慮し、合法的かつ効果的なアプローチで業務を進めております。 無理な要求やリスクの高い要望に対しては、分かりやすく、しっかりとした説明を行いますので、最適な方法で共に依頼の成功を目指してまいりましょう。
今回のコラム著者・別れさせ屋フリーダム調査員の情報
別れさせ屋フリーダムに入社して9年目の調査員。非常に丁寧かつ模範的な調査報告書を書くことに定評があるため、現場仕事以外にも新人調査員の教育用資料の製作や指導も担当。その一方で、丁寧に教えようとするあまりに説明が長くなってしまうこともあるのが玉にきず。
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