- 別れさせ屋業界は経済学の「レモン市場」が起きている可能性がある
- 別れさせ屋はサービスの品質・本質が外部から見えづらい
- 「価格」や「ランキング」が比較基準になりやすい構造がある
- “見えやすい宣伝”だけが評価される市場になると、真面目な業者ほど不利になりやすい
別れさせ屋業界は
レモン市場化
している?
最終更新日
これは単なる価格競争の苛烈化なのか?
別れさせ屋フリーダム代表の瀧谷です。
前回のコラムで、物価高の時代にもかかわらず、別れさせ屋業界は低価格化が進んでいるとお話させていただきました。 しかし私としては、単なる価格競争とは「少し違う」ようにも感じています。
本来、特殊な技術や経験、人員、調査力が必要になる別れさせ屋業界には、人件費や経費の面から極端な低価格化には限界があるはずです。 にもかかわらず、近年は「格安」「業界最安」「〇〇万円から」といった言葉が目立つようになり、同業者側から見ても“この料金でどこまでしてくれるのか?”“実際には何を行っているのか?”が分からなくなっているように感じます。
もちろん、価格を抑える努力そのものが悪いわけではありません。 企業努力による効率化や運営改善は、どの業界でも重要なことです。
ただ、その一方で気になるのは、「本当に質の違いが正しく評価されているのか」という点です。 別れさせ屋業界は一般的な商品販売とは違い、サービスの実態や調査力、工作力、リスク管理能力などが外部から非常に見えづらい業界です。 さらに、多くの依頼者様にとって別れさせ屋への依頼は人生で何度も経験するようなものではないため、比較基準を持ちにくいという特徴もあります。
実は、このような「商品やサービスの品質が見えづらい市場」で起きる問題として、経済学に「レモン市場」という考え方があります。 今回は、この“レモン市場”という視点から、現在の別れさせ屋業界で起きていることについて考えてまいります。
別れさせ屋業界で起きているかもしれない、「レモン市場」とは?
別れさせ屋業界では、ご相談者様・ご依頼者様が契約前の時点で「本当に調査力や工作力があるのか」「実働経験は豊富なのか」「どの程度のリスク管理を行っているのか」を正確に判断することは簡単ではありません。
経済学では、このような“品質が見えづらい市場”の問題を「レモン市場」と呼びます。 私は現在の別れさせ屋業界も、このレモン市場に近い構造になっているのではないかと感じています。
「レモン市場」は中古車市場を例にした有名な理論で、買い手側が商品の品質を正確に判断できない場合、「良い商品」と「悪い商品」が同じように扱われてしまうというものです。 中古車は一見しただけでは中身の品質が分からないので、買い手には本当の品質について正確な判断ができません。
すると、「品質に差があるか分からないのであれば、はずれを引くリスクを考えると安い方が良い」と思う人が増えて、高品質なサービスを提供している側ほど適正な価格で評価されにくくなり、逆に低品質なサービスの方が価格面で選ばれやすくなっていきます。 結果として、市場に残りやすくなるのは低品質なサービスの業者になる――という理論が「レモン市場」です。
つまり、「悪質な業者が増える」というよりも、“真面目な業者ほど成立しにくくなる”のがレモン市場の怖さです。
もちろん、全ての低価格業者に問題があるという話ではありません。 しかし、近年は相談対応業務において、「総合的な提案」よりも、「価格」が比較基準になりやすくなっている印象を受けています。
本来であれば成功率に大きく関わるはずの「人員」「経験」「事前調査」「工作」「リスク管理」といった部分の価値が、軽視されやすくなっているように感じます。
何故、別れさせ屋業界は品質が見えづらいのか?
別れさせ屋業界では、依頼前の段階で「どの会社に実力があるのか」を正確に判断することが非常に難しいと言えます。 ご相談者様から過去に他社へ依頼した経験談を耳にすることはありますが、ご依頼者様も現場を直接見ているわけではないので、同業者でもお互いの実態やサービスの質はよく分かっていないのが実情です。
一般的な商品であれば、実物を見たり、性能を比較したり、購入後のレビューを確認したりすることができます。 しかし、別れさせ屋業界はそう簡単にはいきません。
この業界は守秘義務が非常に重要になります。 実際の調査手法や工作内容、対象者の情報などは簡単に公開できるものではなく、本来であれば各社のアピールポイントになる成功事例についても詳細まで説明できないケースが多くあります。 逆に、弊社別れさせ屋フリーダムの★1レビューについても、「詳細に事実を反論させていただきたい」と内心では思っているものもあります。 ただ、それは出来ません。
また、ご相談者様・ご依頼者様の多くは人生で何度も別れさせ屋へ依頼するわけではありません。 そのため、「どこを比較すれば良いのか」「何が重要なのか」という基準自体を持ちにくい傾向があります。
別れさせ屋のサービスは“結果”が全てですが、成功に繋げるためには“過程”が重要です。
「どの程度の事前調査を行っているのか」「何人規模で稼働しているのか」「対象者の警戒心をどう分析しているのか」「接触方法に無理はないか」「リスク管理をどう考えているのか」など、実際には見えない部分が成功率に大きく関わっています。 しかし、これらは依頼前の時点では非常に見えづらい部分でもあります。
極端な話をすれば、ウェブサイト上では「成功率」「実績」「調査力」といった「言葉だけ」はいくらでも書くことができます。 しかし実際の調査員の経験差や人員体制、事前調査の精度、現場での判断力は依頼前に判断できません。 結果として「価格」や「ランキングサイトでの掲載順位」など、分かりやすい部分だけが比較基準になりやすくなってしまうのです。
私は、こうした“品質が見えづらい構造”こそが、現在の別れさせ屋業界における低価格化や過剰なPR競争、場合によってはステルスマーケティングにも繋がっている一因ではないかと感じています。
真面目な業者ほど不利になる構造になってしまったのか?
別れさせ屋というサービスは、非常に多くの人員や準備、実働時間、そしてリスク管理の上で成り立っています。 真面目に運営を行おうとすれば、「情報管理」「各法令への配慮」「スタッフ教育」「人員確保」など、依頼者様からは見えにくい部分にも多くのコストと労力が発生します。
別れさせ屋への依頼は「失敗したらやり直せばいい」という簡単なものではありません。 高額な料金もそうですが、一度警戒されれば対象者との接触が困難になるケースもありますし、無理な工作や雑な接触は警察沙汰になってしまう可能性すらあります。 怖いところは、人間関係を希望の方向に変えようとしたのに、失敗によって真逆の結果を引き起こすことすらあり得るということです。
そのため、本来であれば各法令の熟知や、その点に関するスタッフの教育も非常に重要になります。 しかし、こうした“見えない部分”は依頼前には伝わりにくく、ご相談者様・ご依頼者様側から見ると違いが分かりづらいのも事実です。
すると、比較の基準が徐々に、「価格」「派手な広告表現」「強いキャッチコピー」「ランキングサイト」「極端な成功率表記」など、“分かりやすい要素”へ偏りやすくなっていきます。 もちろん、広告やPRそのものが悪いわけではありませんが、本来見るべき「実際にどう稼働するのか」という部分よりも、“見えやすい宣伝”だけが強く評価される状況になると、真面目に運営している業者ほど不利になりやすくなります。
結果として、「教育コストを削る」「人員を限界以上に減らす」「調査工程を簡略化する」「無理な案件を受ける」「短期的な契約獲得を優先する」といった方向へ市場全体が流れやすくなってしまいます。 実際に、数多くのランキングサイトで1位とされている業者のスタッフが法令違反を起こして対象者に気付かれ、警察沙汰になり、対象者がメンタルを病んでしまったというような話もSNSで見かけています。
私は、これこそがレモン市場化の最も怖い部分だと感じています。 単に「悪質な業者が増える」という話ではなく、“真面目に運営するほど苦しくなる構造”が生まれてしまうことこそ、本当の問題なのではないでしょうか。
比較サイトは本当に機能しているのか?
近年では、別れさせ屋業界について調べると、多くの比較サイトやランキングサイトが表示されるようになりました。 依頼を検討している方々にとって、比較材料が増えること自体は悪いことではありません。 しかし、その一方で「ランキングの基準」が、あまり良いとは言えないケースも増えているように感じます。
比較広告については、消費者庁の景品表示法に関連する「比較広告ガイドライン」において、「比較内容が客観的に実証されていること」「実証データを正確に引用していること」「比較方法が公正であること」などが重要とされています。 特に、「それが商品・サービスの全体の機能、効用等に余り影響がないのに、あたかも全体の機能、効用等が優良であるかのように強調する場合、不当表示となるおそれがある」というのは、ガイドラインにおいて非常に重要な一文です。
しかし、別れさせ屋というサービスは、第三者が“本当の品質”を検証しにくい業界です。 「リスク管理能力」「法令への理解」「人員体制」「スタッフの経験値」「事前調査の精度」「工作能力」「実際の成功率」などは、外部から正確に把握することが簡単ではありません。
そのため、ランキングサイトによっては、「LINE友達数」「SNSのフォロワー数」「ブログやサイトの更新日」「サイト内のサービス」「相談体制」など、“比較しやすい数値”“分かりやすい部分”を基準としているケースも見受けられます。 もちろん、これ自体が直ちに問題というわけではありませんが、先のガイドラインからすると少しリスクのあるランキング基準ではないでしょうか。 こうしたものは、各社の「実際の工作力」や「サービスの品質」と必ずしも一致・比例するわけではない点には注意が必要です。
「ランキング上位だから安心」と単純に判断するのではなく、少し立ち止まって冷静に見る視点をお持ちください。 私は、別れさせ屋業界は構造上、「完全に正確なランキング」を作ること自体が難しい業界の一つだと感じています。
業界全体が宣伝方法を見直すときではないのか?
ここまでお話してきたとおり、別れさせ屋業界は「サービスの品質・本質」が外部から見えづらい業界です。 そのため、構造的に仕方ない部分もありますが、私は現在の別れさせ屋業界に“レモン市場化”が起きつつあるように感じています。
ランキングサイトを利用した安易なPRや過剰な宣伝競争は、短期的には効果があるように思えるかもしれません。 しかし、それが当たり前になってしまえば、最終的には別れさせ屋業界全体への不信感や、サービス品質そのものの低下にも繋がっていきます。
私は、別れさせ屋業界も改めて「どのような宣伝を行うべきなのか」「本当に依頼を検討している方々のためになる比較とは何なのか」を考え直す時期に来ているのではないかと感じています。
現場からの
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撮影NGを漫画にしてみました(テレビ大阪)
別れさせ屋~相談者がその扉を叩く時~(本当にあった愉快な話・竹書房)など
