悪徳業者・詐欺業者が減らない理由

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悪徳業者・詐欺業者が減らない理由

最終更新日2024年6月20日

■別れさせ屋フリーダム所属調査員長谷川

別れさせ屋フリーダム所属調査員と工作員によるコラム第6回を担当させていただく調査員の長谷川です。コラム第6回では、悪徳と呼ばれる業者や、詐欺行為を働く業者が別れさせ屋業界から減らない理由について書かせていただきます。

悪徳業者や詐欺業者がどういった方法で詐欺を行っているのかも解説いたしますので、何らかの理由で探偵や別れさせ屋の利用を検討している方は、是非最後までご覧ください。

別れさせ屋に限らず、実は探偵にも多い悪徳・詐欺業者

探偵業法の施行により、以前よりは悪徳・詐欺業者も減りましたが、それでも別れさせ屋の中には、悪徳・詐欺業者も存在しております。

こちらのコラムをご覧の皆様の中には、興信所や探偵社のウェブサイトに書かれた情報で、別れさせ屋は悪徳業者ばかりであるとか、別れさせ屋は詐欺業者が多いと目にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、実はこれは別れさせ屋に限ったことではなく、興信所や探偵事務所にも未だに悪徳・詐欺業者が存在しているのです。

別れさせ屋や探偵に悪徳業者や詐欺が多い理由は、仕事内容にある

何故別れさせ屋や探偵に悪徳業者や詐欺が多く、そして減らないのでしょうか。 その理由の一つは、別れさせ屋や探偵の「仕事の内容自体」にございます。

これは別れさせ屋だけでなく、探偵業にも多い詐欺なのですが、仕事（尾行や張り込み・別れさせ屋であれば事前調査や接触）をほとんどやる気のない詐欺業者が存在しております。そういった業者はまず着手金を払わせてこれを懐に入れますが、ほとんど仕事をやる気がないので人件費その他がかからず、この着手金の大半は業者の儲けとなります。

普通の会社であれば、仕事をしなければすぐにバレてしまうところですが、別れさせ屋や探偵は仕事をしなかった際の言い訳ができてしまうのが問題です。「対象者は自宅から出てきませんでした」「対象者の写真を撮れる状況がなく、撮影前に見失ってしまいました」「接触を優先したので写真は撮れませんでした」などなど。

依頼者があまりにも進まない調査や恋愛工作に不満が溜まってきて、契約の解除を匂わせると、ようやく仕事をして証拠となる写真を撮ったりします。「今日は撮れました。徐々にですが、調査や工作は進んでいるので契約の延長をしませんか？」と。

これは順序が逆のバージョンもあり、初回の調査で全てが判明していたり、接触に成功しているにも関わらず、情報を後出しにしてくるという悪徳業者もあります。実は初回に動いただけであり、後の数回は何もしていなかったので初回以外の分の料金は丸儲けという詐欺ですが、証拠として現場の写真だけは出してきたりします。現場に行ってその場の写真を撮り、すぐ帰っている可能性もあるわけですが、これが非常に厄介で、依頼者からすると詐欺業者なのか、本当にやっている業者なのかが分からないのです。

業者が「しっかりと仕事をしているが実際に対象者が出てきてないのか」「全くやってないのか」という点が依頼者側からわかりにくいことが、興信所や探偵、別れさせ屋に悪徳・詐欺業者の増える要因の一つです。

別れさせ屋や探偵の人件費が大きいことも詐欺が増える要員

そして、悪徳・詐欺業者の増えるもう一つの理由は、別れさせ屋も探偵業も真面目にやると人件費がかかりすぎることです。

例えば一般的な浮気調査や別れさせ屋の事前調査ですが、1人では長時間に及ぶ張り込みや尾行の間にトイレにも行けず、行った時間が空白になってしまいます。また、移動手段が分からない対象者を追う場合、移動手段が車だとその時点で追えなくなってしまうので車両が必要になります。しかし、電車移動だったとなるとすぐに車が停められないので1人ではその時点で尾行が失敗します。そこで調査員は最低2名以上となるわけです。

そして別れさせ屋の工作ですが、1回の接触に1人の工作員としても撮影担当が必要になるので、これもやはり最低2名以上必要なことになります。

このように、現場1回あたり人件費だけで数万円の経費が発生しますが、対象者が出てこないなどの空振りを含めると1案件あたりの人件費は凄まじいことになってしまいます。

そこで前述の「最初からほとんど（全く）人を動かさない」という詐欺行為に走ってしまう悪質な興信所や探偵、別れさせ屋が増えるわけです。このように、実際にはある程度の人数が必要であるにも関わらず、実働回数や時間、人員を非常に少なくすることが可能なので、実態よりも会社を大きく見せている別れさせ屋や興信所が後を絶ちません。