Exif情報とジオタグ
■別れさせ屋フリーダム所属調査員 宮寺
別れさせ屋フリーダム所属調査員と工作員によるコラム第29回は「Exif情報とジオタグ」について、「知る」「知らせない」2つの方法をご紹介いたします。
担当はコラム第28回に引き続き、別れさせ屋フリーダムで働く調査員の宮寺です。
Exif情報とそれに含まれるジオタグ
GPS機能を搭載しているデジタルカメラやスマートフォン、携帯電話などで撮影した写真には、「Exif」と呼ばれるデータが画像データと同時に保存されています。
このExifには撮影日時やカメラのモデルに関するデータの他にも、ジオタグ(Geo-tag)と呼ばれる位置情報のGPSデータ(緯度と経度)も含まれており、データが残っていれば誰でも簡単に前述の情報を確認できてしまいます。
Exif情報から撮影された場所の正確な位置情報を表示するWEBサービスもあり、情報さえ残っていればどこで撮影された画像なのかは簡単に分かってしまうのです。
探偵や別れさせ屋の調査員を使う必要が無くなることも
つまり、配偶者と不倫相手、彼氏・彼女と浮気相手が「相手の家と思われる場所に一緒にいる画像」などにExif情報が残っていれば、画像1つで浮気相手や不倫相手の住居を判明させることができてしまうということであり、浮気相手や不倫相手の住居を突き止めるために、探偵や別れさせ屋の調査員に調査の依頼をする必要が無くなってしまうというわけです。
弊社別れさせ屋フリーダムの過去の事例となりますが、ご相談時点で画像を送っていただけた方の何名かは、ご相談の時点で別れさせたい浮気相手や不倫相手の自宅や会社が判明したというようなケースもございました。
SNSの画像にExif情報はない
なお、主要なSNS(FacebookやLINE、Instagramなど)やTwitterにアップロードされている画像については、SNSの多くがアップロードする際に自動的にExif情報を削除するようになっているため、基本的にSNSの画像から位置情報を調べることはできません。
しかし、個人的なホームページを持っているような人物や、配偶者(夫・妻)の不倫相手や彼氏・彼女の浮気相手の画像をスマートフォンや自宅のパソコンなどで見つけたというような場合には、その画像にはExif情報が残っている可能性がございます。
Exif情報を確認する方法
Exif情報を確認する方法はいくつかございますが、WEBサービスを利用する方法が最も簡単で便利です。 リンクを掲載することは控えさせていただきますが、解析する画像ファイルを指定するだけで、ファイルの変更日時、カメラ、メーカー情報、GPS情報、さらにはGPS情報と連動させてGoogleマップで地図上に場所の表示、Flickr(写真の共有を目的としたコミュニティサイト)の中から付近で撮影された画像の表示までしてくれるWEBサービスもございます。
Windows搭載のパソコンでExif情報を確認する場合には、画像ファイルを右クリックし、プロパティを選択します。 そして「詳細」タブを開いて下の方にスクロールしていくとカメラ情報やGPS情報がでてきます。
MacOSの場合には標準でインストールされている「写真」というアプリの「ツール」から「インスペクタを表示」し、そこからExifを選択、さらにGPSを選択すると位置情報が記録されている画像については位置情報が表示されます。
Exif情報を削除する方法
もちろん、ジオタグを含めたExif情報を削除する方法もいくつかございます。
Windows搭載のパソコンであれば、先ほどご紹介したExif情報を確認する方法と同じように、まずはExif情報を消去したい画像ファイルのプロパティを開きます。 そして「詳細」タブを開くと、左下に「プロパティや個人情報を削除」という文字がありますので、そこをクリックします。 すると、プロパティの削除ダイヤログが開きますので、「このファイルから次のプロパティを削除」にチェックし、個別に消したい情報を選択するか、すべて削除する場合には「すべて選択」をクリックします。 消したい情報の選択が終わったら、最後に「OK」をクリックすればExif情報は削除完了となります。
MacOSの場合には位置情報が含まれている画像を位置情報なしで書き出すという方法が手軽です。 画像を開いている状態でファイルメニューから「書き出す」を選択し、表示されたウインドウの情報部分、「位置情報」のチェックを外して「書き出す」を行えば、位置情報のない画像が書き出されます。
ただ、多くの画像のジオタグやExif情報をまとめて削除したいという場合には、上記の方法では手間と時間がかかってしまいます。 多くの画像のジオタグやExif情報を削除したいという場合には、Exif情報を削除するフリーソフトの利用をお勧めいたします。
最初からジオタグを記録させない方法
また、そもそも撮影時点でジオタグを記録させないという方法もございます。
Androidの場合にはカメラアプリの設定項目に「位置情報を保存」というような項目がありますので、それをオフにしておけば画像に位置情報が記録されません。
iPhone、iPadの場合には設定メニューから「プライバシー」をタップし、さらに「位置情報サービス」をタップします。 すると位置情報のオンとオフを切り替えるアプリを選択するメニューになるので、ここでカメラをタップします。 ここで「許可しない」にチェックを入れると、カメラアプリで撮影された写真に位置情報を記録しなくなります。
以上、Exif情報とジオタグを知る方法、そして知らせない方法について別れさせ屋フリーダムの調査員宮寺が書かせていただきました。 何かの際にお役に立ちましたら幸いです。
今回のコラム著者情報
調査員 宮寺
別れさせ屋フリーダムに入社して5年目の調査員。無害な一般人の風貌をしているが中身は所謂オタク系であり、SNSなどから対象者の情報を得る地味な事前調査が好き。周囲の人間にはインターネット上に様々な情報を掲載する危険性について説いている。
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