恋人同士の新たな問題、デートDV
■別れさせ屋フリーダム所属調査員 長谷川
こちらをご覧の多くの方はDV(ドメスティック・バイオレンス)についてはご存知であると思います。 それでは、「デートDV」についてはご存知でしょうか。
デートDVとは、交際中の若い恋人同士の間で起こるDVのことで、通常のDVと同様に身体的暴力、精神的暴力、経済的暴力、社会的暴力、性的暴力の5つに大別されます。 通常のDVと違うのは、若い恋人同士で未婚であるために、子供を利用した暴力については(ほぼ)ないことです。 下記に参考記事へのリンクをご用意いたしましたのでご覧ください。
「デートDV」の実態 「LINEの返信早くしてね」そんな会話が…
デートDVの実態とは? 「無理矢理キス」「全額おごって」も該当(調査結果)
若い恋人同士ということで、上記暴力にも通常のDVとは違う特徴や、若い恋人同士ならではのDVが存在しております。 そのため、今回の別れさせ屋フリーダム調査員・工作員コラム「恋人同士の新たな問題、デートDV」にて、1つずつ詳しく、分かりやすくご説明させていただきます。
デートDVの身体的暴力
身体的暴力については通常のDVと大きな違いはなく、「思い通りにならないと殴る蹴る」「強い力で握る」「腕や髪を強く引っ張る」「首を絞める」など、DVとしてイメージしやすいものとなっていますが、「怪我をしているのに病院に行かせない」といったものもあり、デートDVではこれも多くなっております。
例えば、学生カップルなどで起こりがちなものとしては、部活やサークル活動で大きな怪我をしてしまったのに、「デートに来ないなら別れる」と、相手の自分への好意を利用して脅し、自分がデートしたいからとデートに来ることを強要するといった具合です。
デートDVの問題の1つは、相手が我慢して従っているのを良いことに、最初は口で言っていたもの(精神的暴力)が、徐々に身体的暴力にエスカレートしていってしまうことです。 弊社別れさせ屋フリーダムでもDVに関するご相談はよくございますが、精神的暴力などを受けている間に我慢してしまったり、身体的暴力以外の暴力をDVであると気付かなかったために、身体的暴力にまでエスカレートしてしまったというケースが多く見られます。
デートDVの精神的暴力
精神的暴力についても通常のDVと大きな違いはありませんが、若者特有の「軽い気持ちで言った」「その場のノリで言った」という発言が精神的暴力となるものがあり、他の人の前で「俺の彼女、最近デブってきててさぁ……」と発言する、ですとか、「私の彼氏本当にバカだから~!」と発言するなどが精神的暴力として挙げられます。 これも何も言わずに我慢してしまうと、徐々に暴力的な発言がエスカレートしていってしまう傾向がございます。
他によくある精神的暴力としては「別れるなら自殺する!」と相手に脅しをかけるというもので、これは男女を問わず多くあり、こういった発言も立派なDVとなります。
デートDVの経済的暴力
通常のDVでは「生活費を渡さない」などが挙げられる経済的暴力ですが、デートDVでは若者ということもあって、経済的暴力は大きく異なっております。
相手の自分への好意を利用して別れをちらつかせ、「高いプレゼントを無理やり買わせる」「デートで使った費用を払うよう強要する」「アルバイトをさせてお金を巻き上げる」などがデートDVでの経済的暴力となっております。
デートDVの社会的暴力
「自分以外の異性と連絡を取るな!」「友達と遊ぶな!」など、行動の制限が挙げられる社会的暴力ですが、これについてもデートDV特有のものがございます。 「LINEの既読がつかないと怒る」「LINEの返事が遅い、友達よりも自分を優先しろと言って怒る」「SNSへの投稿をチェックし、気に入らないことがあると怒る」などです。
年配者と比較した場合、若者のほうが行動が活発であり、また異性と出会う機会についても多いことから、社会的暴力はデートDVの中でも非常に発生しやすい暴力です。 最初に挙げた記事の中でも、「LINEやメールなどの返信が遅いことに怒る」という事例が最も多いことが言及されております。
デートDVの性的暴力
最後にデートDVの性的暴力ですが、これについては若者ということもあって女性によく起きる性的暴力があります。 それは、「無理やりキスやセックスをする」「避妊に協力を得られない」というものです。
「好きな人に嫌われたくない……」という理由から、本当は避妊をしたいのに避妊具なしでのセックスをしてしまう女性も多く、その中には望まない妊娠という事態に陥ってしまうこともあり、一部の親御さんは「娘が妊娠したことでデートDV被害に気付いた」という事態に直面することもございます。
他にも「裸の写真や動画を送らないなら別れると脅す」といったものも、通常のDVよりもデートDVで目立っています。
デートDVを解決する難しさ
現在(2024年3月時点)の配偶者暴力防止法(DV防止法)では、対象が「婚姻の届出をしている配偶者のほか、事実上婚姻関係と同様の事情にある者」とされているため、「婚姻関係や事実婚状態にない恋人間の暴力は対象外」であり、デートDVを法的に解決することはなかなか難しいと言えます。
さらに、根本的な問題もあり、子供がDVを受けていることに親が気付き、子供に「そんな人とは別れなさい!」と説得しても、DVを受けている当人が「でも好きだから……」という回答で別れを拒否することが多かったり、「相手を理解できるのは自分だけ!」と思い込んでいて逆に親に反発することも多くございます。
これはDV被害者の年齢に関係なくそういう傾向があり、別れさせ屋フリーダムにおいても、親御さんからの「娘がDVをされているので別れさせてほしい」というご相談やご依頼では子供の年齢や既婚、未婚に関係なくみられます。 また、そもそもDV被害者の当人がDV被害を隠しがちなので、親がDVに気付くこと自体も難しい現実がございます。
別れさせ屋フリーダムはデートDV解決に力を入れています
そういった難しい問題ですので、別れさせ屋フリーダムでは親御さんがデートDVの可能性に気付いた時点でデートDVに関する調査をお引き受けしています。
そして、デートDVがはっきりとした際に、親御さんによる別れの説得に応じない場合には、最終手段として別れさせ屋として別れさせ工作を行うことも可能です。 お子様のデートDV被害にお悩みの方、またデートDV加害にお悩みの方は別れさせ屋フリーダムにご相談ください。
今回のコラム著者情報
調査員 長谷川
別れさせ屋フリーダムに入社して11年目のベテラン調査員。高い調査技術を持っており、社長や仲間からの信頼は厚い。一方で家庭内の立場は危ういらしく、反抗期の娘には口が裂けても「父親の仕事が別れさせ屋の調査員だなんてとても言えない……」と悩んでいる模様。
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