別れさせ屋コラム｜国際ロマンス詐欺に関する注意喚起

国際ロマンス詐欺について

■別れさせ屋フリーダム所属工作員 田中

今回のコラムをご覧になられている皆様は「国際ロマンス詐欺」という特殊詐欺をご存知でしょうか。

国際ロマンス詐欺とは、主にインターネット上の交流サイトであるFacebookなど様々なSNSで知り合った相手を言葉巧みに騙す詐欺のことで、恋人や結婚相手候補になったかのように振る舞ったり思わせたりして、金銭を口座などに送金させるという振り込め詐欺の一種です。 単に「ロマンス詐欺」と呼ばれたり、「国際恋愛詐欺」「ナイジェリア詐欺」などとも呼ばれています。

あまり目立った報道はされていないようなのですが、最近女性をターゲットとした国際ロマンス詐欺の被害が日本国内で増加傾向にあるのです。

ロマンス詐欺の具体的な方法

まず、詐欺師はモテやすい国籍や人種と職業を選びます。 女性を詐欺のターゲットにして男性を演じる場合には英国人や米国人など、男性をターゲットにして女性を演じるならロシア人などになりすますと言われております。 FacebookのようなSNSであったり、恋人紹介サイトなどのプロフィール画像には、インターネット上からモテそうな雰囲気の無名イケメンモデルや美女の画像を探して使用します。 さらに、最近国内で被害が出ているケースでは、米軍関係者や米軍の兵士など「信用のできそうな職業」を騙って女性に接近しているようです。

そしてターゲットと親しくなって恋人関係になったと思わせたり、場合によっては結婚を約束した上で、「大きな金銭的問題(親族の難病・ビジネスに必要な一時金など)が発生したが、既に自分に頼れる人はいない……」などという嘘を言い、ターゲット（被害者）しか頼れないという状況にあると告げてくるのです。

「日本に会いに行くのでそのときに返金する」などと約束しますが、当日に何らかの事故や事件が起こったと言って来日はしません。 そのまま連絡が途絶えてしまうケースもあれば、まだまだカモれると判断して、振り込め詐欺のように仲間の詐欺師が友人や弁護士を装って登場し、「あなたの恋人を救うためです」などと嘘を言って、さらに金銭を送金させることもあります。

親が子供を心配する気持ちに付け込んでお金を振り込ませる振り込め詐欺の国際恋愛版、彼氏・彼女(詐欺師)を心配した彼女や彼氏にお金を振り込ませる振り込め詐欺が、国際ロマンス詐欺なのです。 ガーナにおいては現地に被害者を呼び出して身代金を請求した事例もあるそうですし、マレーシアにおいてはフィリピン女性に招き寄せられた日本人男性がナイジェリア人の詐欺団に監禁されるという、非常に危険なケースもあったそうです。

恋愛感情を利用した詐欺は昔からあります

有名結婚詐欺師なのですが、「クヒオ大佐」と呼ばれる人物がいます。 2009年には吉田和正原作の「結婚詐欺師 クヒオ大佐」を映画化し、そのまま「クヒオ大佐」という名前で堺雅人主演の映画も公開されています。

クヒオ大佐の本名は鈴木和弘と言いますが、「ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐」と名乗って女性に近づき、「アメリカ空軍パイロットでカメハメハ大王やエリザベス女王の親類」という設定で交際女性に結婚を持ち掛け、1億円を騙し取りました。

傍目には破天荒な設定としか思えないのですが、容姿がコーカソイドに似ており（鼻が高いのは整形手術によるものとも言われています）、髪を金髪に染め、軍服のレプリカを身にまとい、カタコトの日本語を使う軍人を装うと、その見た目と話術、米兵という職業設定に多くの女性が騙されてしまったのです。

恋は盲目と言いますが、やはり恋愛感情は冷静な判断力を鈍らせてしまうということです。

詐欺が疑われるパートナーの調査もいたします

弊社別れさせ屋フリーダムは、詐欺が疑われるパートナーの調査もお引き受けしております。

実際に別れさせ屋フリーダムは詐欺師の調査も過去に何度か行っておりますが、弊社の経験上、詐欺師の警戒心は異常なほど強いことが多く、尾行などの難易度が他のケースとは比較にならないレベルになる可能性が高くなっています。

そのため、少しでも詐欺が疑われる場合には、その旨を確実に別れさせ屋フリーダム相談員にお伝えください。 通常の調査方法と調査員の人数では、対象者の警戒心から尾行しきれない事態に陥ってしまうこともございます。

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