

DV加害者は無自覚なことが多い
■別れさせ屋フリーダム所属調査員 山岡
弊社のような別れさせ屋にはDVに関するご相談も多数寄せられます。 それはDV被害者が加害者から逃げたいという別れ工作のご相談が多くを占めますが、中にはDV加害者からの復縁工作のご相談というものもあります。
しかし、特に身体的DV加害者からの復縁工作のご依頼については、後に傷害事件などに繋がる可能性が考えられることから、弊社別れさせ屋フリーダムを含めて、管轄の公安委員会に探偵業届出を行っている真っ当な別れさせ屋であればその多くがご依頼をお断りしていると考えられます。
つまり、身体的DV加害者という立場が明確になってしまうと、ある程度信頼できる別れさせ屋が復縁工作の依頼を請けてくれることはなく、探偵業届出を提出していないような便利屋や何でも屋など詐欺や反社会的組織の運営が考えられる悪質な業者にしか復縁工作の依頼ができなくなるということです。 なお、まともな別れさせ屋であればご依頼時に誓約書の記入を求められますので、身体的DV加害者という事実を隠してのご依頼はお勧めいたしません。
ただ、このDV加害者なのですが、実は無自覚に身体的DV以外のDVを日常的に行っていたというケースが多く、「離婚届けを突きつけられて初めて気付いた」「実家に帰られてから自分が知らずにDVを行っていたことに気が付いた」という方が多いことも特徴です。
肉体への暴力だけがDVではありません
まずこれは非常に重要な点ですが、DVとは分かりやすい身体的な暴力だけではありません。
大声でどなる、脅す、無視をする、相手の大切なものを捨ててしまうなどの「精神的・心理的DV」、金銭的な自由を奪う「経済的DV」、人間関係を制限する「社会的DV」は、特に無自覚に行いやすいDVです。 これらは男性だけでなく女性も無自覚なDV加害者になり得る可能性の高いDVですので、十分にご注意いただきたいと思います。
テレビ番組で配偶者の大切なものを捨てる、勝手にリサイクルショップに売ってしまうという番組が放送されることもありますが、これは精神的・心理的DVと判断される可能性がある行動です。 テレビで放送されていたのでこういった行動をしても問題ないと思い込むことの無いようにご注意ください。
それでは、ここからはDV加害者になってしまいやすい人の特徴をいくつか書かせていただきたいと思います。
正義感や責任感が強い
教師や弁護士、医者など優秀で社会的地位の高い人物によるDVやパワハラのニュースを見た記憶があるという方も多いのではないでしょうか。 これは意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、こういった人物は正義感や責任感が強いが故に、その正義感や責任感が裏目に出てDVやパワハラを行ってしまうということがあります。
「自分が何とかしなければ!」という思いが強すぎるために、「これは相手のためを思って言っていること」「家庭や会社を守るためにやっていること」という、ある意味では本人的には善意とも言える思いで無自覚にDVやパワハラを行ってしまうのです。
自身が優秀だと思っている人は自分が常に正しいという考えにも陥りやすく、「~ではなく~すべきだ」というニュアンスの発言をしてしまうこともありますが、これは意見ではなく相手への命令です。 教師や弁護士、医者などは仕事上でもこういった発言をしやすく、その場合には相手が「先生だから」と納得してくれることが多いため、ついつい家庭でも同じことをしてしまうのです。
独占欲が強い
相手のことが好き、配偶者のことを愛している、これはとても良いことなのですが、独占欲が一線を越えて強いと無自覚に精神的・心理的DVや社会的DVを行ってしまうことがあります。
「自分以外の異性の連絡先は消して!」「一緒にいる時間が少ないから友達と遊ぶのをやめてほしい」というものは社会的DVですし、「別れるなら自殺する!」というものは脅しですので精神的・心理的DVです。 LINEがなかなか既読にならないと怒ったり、返事が遅いと言って怒るということも行き過ぎると精神的・心理的DVとなります。
相手の事を束縛するだけが愛情ではないということを忘れないでください。
DVを自覚して別れさせ屋のお世話にならないように!
別れに至った原因が身体的DV以外のDVであり、後に事件に繋がる可能性はないと判断できるケースであれば、弊社別れさせ屋フリーダムでも復縁工作のご依頼を承ることは可能ですが、やはり高額な料金と時間が必要になってしまいます。
早めにDVを自覚して自らの行動を改めることで、離婚や別居という事態に陥らないように気を付けましょう。
今回のコラム著者情報
調査員 山岡
別れさせ屋フリーダムに入社して8年目の調査員。体力と技術をバランスよく兼ね備えており、社内の信頼も厚い。しかし割と運が悪く、事前情報からは分からなかったリスクが高めな現場や対象者に当たりがち。また、調査中に偶然自分の彼女の浮気現場を見かける悲惨な事件も発生。
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