別れさせ屋コラム｜対象地域に近い会社を選ぶべきなのか

別れさせ屋と地域の話

■別れさせ屋フリーダム所属調査員 中島

こちらのコラムへのリンクページの概要にも書かれているかと思いますが、大分前のコラムとなる第74回にて、「別れさせ屋への依頼に関する地域特性」と題しまして、各都道府県ごとに見られるご相談やご依頼の傾向などのお話をさせていただきました。

もしかすると今回のコラムタイトル「別れさせ屋と地域の話」を見て、「おいおい、コラムのネタ切れで内容被りかよ」と思った方もいらっしゃるかもしれません。 もしそういった方がいらっしゃいましたら、ご安心ください。 今回のコラム第164回は「別れさせ屋と地域の話」というタイトルになっておりますが、内容としましては「別れさせ屋という仕事自体と地域に関する全く別のお話」でございます。

コラム第74回で書かせていただいた各都道府県ごとのご相談やご依頼の傾向といったお話ではなく、「何故東京や大阪といった地域に本社を置いている別れさせ屋が多いのか」や、「自分が依頼を考えている工作対象地域に本社を置いていたり、工作対象地域から本社が近い別れさせ屋を選んだ方が良いのか（成功率が見込めるのか・料金が安いのか）」といったお話をさせていただきますので、別れさせ屋の利用をご検討中の方にも役立つ情報となっております。 是非最後までお付き合いください。

東京都や大阪府に別れさせ屋が多い理由・その１

これは主に2つの理由がございますが、まず1つ目の理由としましては、別れさせ屋に限らずどのようなサービスであっても、「基本的には人が多い地域（都道府県）ほど、サービスの需要が見込める」ということが挙げられます。

弊社フリーダムのような別れさせ屋の場合には、離縁や復縁、交際など人間関係のトラブル解決が主な仕事となりますが、極論1人しかいない場所や無人島では前述のような人間関係トラブルは一切発生いたしません。 離縁や復縁、交際といった人間関係トラブルが発生する条件として、最低でも2人の人間が必要です。 もちろん、人が多いほど人間関係トラブルは増加いたしますので、人口の多い東京や大阪、そしてその周辺地域はご相談やご依頼が多く、別れさせ屋が本社を置くにはうってつけの場所となります。

また、ご依頼が多い東京や大阪といった地域から離れてしまいますと、現地に調査員や工作員を派遣する別れさせ屋のサービスの都合上、その地域からのご依頼を請ける度に交通費や宿泊費といった経費が何度も発生いたします。 これはとても大きなデメリットであると言え、経費が増加するということは単純にその分利益が減るわけですが、それ以外にも発生した経費をご依頼料金に転嫁せざるを得なくなることもあり、価格の面で他の別れさせ屋に対抗しにくくなってしまいます。

別れさせ屋の場合はご提案する調査内容や工作内容が各社違っていることも多く、また調査員や工作員の質も違っておりますが、仮に全く同一のサービス内容（ご提案）であれば、料金が安い別れさせ屋を選ぶのは消費者として当然のことと言えるでしょう。 別れさせ屋の利用料金は高額ですから、ご予算の問題もあって安い会社でないと依頼自体ができないという方もある程度いらっしゃいます。 経費などの問題でご依頼料金が高くなってしまうと、それだけである程度の需要を逃してしまうということです。

東京都や大阪府に別れさせ屋が多い理由・その２

2つ目の理由としましては、東京や大阪は日本列島の中央に近い位置で利便性が高いため、全都道府県がカバーしやすいということが挙げられます。 日本のへそと言われる場所は群馬県渋川市、栃木県佐野市、山梨県韮崎市、長野県辰野町、岐阜県関市、兵庫県西脇町の6つとなりますが、やはり何処も東京や大阪に比べると需要の問題や利便性で劣ってしまいます。

実際のところ、北海道や九州も別れさせ屋へのご相談件数とご依頼件数が上位に来る地域ではございますが、北海道に本社を置いてしまいますと、次の項目でお話をさせていただく「ご依頼者様が抱く会社へのイメージ」や南側への移動経費を計算に入れた料金の問題でどうしても南側のご依頼を請けにくくなってしまいますし、逆に九州に本社を置いてしまいますと、前述の理由で北側のご依頼が請けにくくなってしまいます。

日本全国対応の別れさせ屋として営業することを考えますと、この2つの理由から、やはり本社を置く地域は東京や大阪がベストということになります。

本社住所の地域が会社のイメージに与える影響

先ほど「次の項目でお話をさせていただく」とした「ご依頼者様が抱く会社へのイメージ」と本社住所の地域は密接に絡み合っております。

先ほどのお話を踏まえてご説明をさせていただきますと、九州が本社の別れさせ屋の場合には「東北や北海道の依頼経験が少なく、知識も不足しているのでは？」「東北や北海道の依頼だと交通費や宿泊費が発生するから関東の別れさせ屋より料金が高くなるのでは？」といったイメージを抱かせやすく、人によっては遠方の会社は依頼候補どころか相談候補にすら入れないこともございます。

しかしながら、依頼地域に近い別れさせ屋よりも営業年数が長かったりするなどして過去の総案件数が多い会社もあるでしょうし、その地域一帯での案件を複数抱えて経費削減に成功している会社もあるでしょう。 「依頼経験が少ない」「知識の不足」「交通費や宿泊費の発生による料金の高さ」は、実際にその別れさせ屋に相談をしてみないと分からないことなのです。

つまり、今回のコラム冒頭でお話をさせていただいた「自分が依頼を考えている工作対象地域に本社を置いていたり、工作対象地域から本社が近い別れさせ屋を選んだ方が良いのか（成功率が見込めるのか・料金が安いのか）」ということは、「そうではない」が回答になります。

本社住所の地域が会社のイメージに与える影響の罠

それでは東京や大阪にある別れさせ屋ならどの会社も営業年数が長くて経験豊富、調査員や工作員の在籍数も多い大手なのかと言いますと、これまた「そうではない」のです。

実際には大手と言える別れさせ屋でなかったとしても、東京や大阪が本社の住所ですと「大手のイメージ」をご相談者様やご依頼者様に抱かせやすいと言え、別れさせ屋業界はこの点を利用した悪質な詐欺会社が後を絶ちません。

会社の実際の規模を隠すため、意図的に掲載している住所を建物までに留めて部屋番号を掲載していない悪質な別れさせ屋もあり、実際にはオフィスどころか自宅を兼ねたマンションやアパートの一室という場合もございます。 別れさせ屋を選ぶ際は可能であれば会社まで足を運ぶ、遠方で無理ならば最低限Googleストリートビューで実際の場所や会社住所の周囲を画像で見てみるといったことが重要です。

別れさせ屋を地域で選ばないようにしてください

序盤にお話をさせていただいた「東京都や大阪府に別れさせ屋が多い理由」は、ただの雑学のようなお話ですが、後半の「本社住所の地域が会社のイメージに与える影響」は別れさせ屋の利用を考えている方には是非覚えておいていただきたいことです。

その理由は「地域のイメージだけで別れさせ屋を選ぶと失敗する可能性が高い」からです。

依頼する別れさせ屋を選ぶ際に地域のイメージを重視してしまうと、経験豊富な会社や料金の安い会社の可能性があるのに相談しないまま終わってしまったり、本社住所で大手のイメージを抱いて契約した別れさせ屋がただの個人経営だったり詐欺会社だったりということが起き得ます。

くれぐれも別れさせ屋を「工作対象地域に近い会社だから料金が安いだろう」とか「本社が東京や大阪だから大手の会社だろう」といった推測を理由にして選ばないようにしてください。 「成功できると思える提案なのか」を判断して別れさせ屋を選びましょう。

今回のコラム著者情報

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