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弊社協力漫画の第7案件に関する裏話など
■別れさせ屋フリーダム所属調査員 篠田
最終更新日
株式会社竹書房様の月刊誌『本当にあった愉快な話』にて連載中の漫画、『別れさせ屋~相談者がその扉を叩く時~』。 おかげさまで連載開始から1周年を迎え、いよいよ2年目へと突入いたしました。 私の知人からもたくさんの感想をいただいており、漫画家さんや編集者の方はもちろん、別れさせ屋フリーダムのスタッフ一同、大きな励みとなっております。
さて、今回のコラムは、2025年7月号(5月30日発売)と8月号(6月30日発売)に掲載された、作中の「第7案件」に関する裏話や解説です。 漫画では第15話・第16話に渡って描かれたこのご依頼は、これまでの案件とは一線を画す、少し「異色」な内容でした。 話の構成も、今までのように「依頼者が現れて依頼を請ける」という流れではなく、少し変則的なものだったのでお楽しみいただけたのではないでしょうか。
※このコラムでは、漫画『別れさせ屋~相談者がその扉を叩く時~』第15話・第16話(第7案件)の内容に触れています。 未読の方はネタバレにご注意ください。
第7案件前半の流れを簡単にご紹介
今回のエピソードに登場した依頼者の男性が訴えていたのは、「嫌がらせ行為・ストーカー行為に悩まされている」というもの。 ストーカー規制法の改正によって警察の対応が改善し続けているので、別れさせ屋としては減少傾向にあるご相談・ご依頼内容ではあるのですが、こうしたストーカー被害や嫌がらせ被害は、別れさせ屋フリーダムとしては過去に何度も取り扱ってきたご案件のひとつです。
しつこい嫌がらせや、はっきりとしたストーカー被害があるのであれば、尾行や張り込み、カメラの設置などを通じて、証拠を押さえることは比較的容易と言えます。 ですから、作中に登場する新人調査員時代の大広田も第7案件を「簡単に解決できそうな案件」として受け止めていました。
ところが——調査を進めれば進めるほど、「おかしい」と感じる点が浮かび上がってきます。 どれだけ現場に張り込んでも、不審者の影は一切なし。 事前に伝えられていた嫌がらせ行為のパッシングや騒音も全く見られない。
先輩調査員である中野は、経験から「……本当に、ストーカーは存在しているのだろうか?」と依頼者の話を疑い始め、その一方で大広田は依頼者とトラブルになっていく……そんなエピソードでした。
「実在しないストーカー」は、実際にある相談内容です
探偵や別れさせ屋には、日々様々なご相談が寄せられています。 その中で、一般的なイメージを超えるようなご依頼と出会うこともあります。 今回、『別れさせ屋~相談者がその扉を叩く時~』で描かれた第7案件もその一つでした。
一見するとストーカー被害の典型のように思えるご相談――しかし、調査を進めていくと「ストーカーは存在しない」という事実だけが積み重なっていく。 そんな、現実と妄想の境界線をさまようような案件も、探偵業界や別れさせ屋業界では決して珍しいことではないのです。
これは、探偵業界では“あるある”とされる事例です。 長年営業している探偵(興信所)や別れさせ屋であれば、ほぼ間違いなく遭遇しているご相談だと思います。
例えば、「家に盗聴器が仕掛けられている気がする」「四六時中誰かに見張られている」「勝手に部屋に入られている」といった訴え。 こうした内容でご相談を受けると、私たちは依頼者の不安に真摯に向き合いながら冷静な調査を重ねていきます。
しかし、調査をしても何も出てこない。 こうしたケースの背後には、統合失調症による妄想や、加齢による認知機能の低下(認知症)が関係していることがあります。 もちろん、依頼者にとっては「本当に起きている」と感じている事象であり、単に勘違いや気のせいとして片付けることはできません。 調査結果を報告しても、残念ながらご納得いただけないことがほとんどです。 (余談として、悪徳業者であれば調査を引っ張れるだけ引っ張り、契約を延長し続けることもあります)
実際に私たち別れさせ屋フリーダムは、同様のご相談を過去に複数受けてきました。 その度に、「これは精神的なサポートが必要なケースではないか?」と感じつつも、専門家ではない私たちには判断が難しく、明確な解決ができないまま対応にあたってきた経験があります。 こうしたケースで、どのように依頼者の心に寄り添いながら事実として納得していただくのか? これは別れさせ屋フリーダムが悩み続けている問題の一つです。
抑えられない証拠、募る不信感、依頼者とのトラブル
調査(別れさせ屋が行う恋愛工作の事前調査を含む)というのは、依頼者にとっては証拠が出ることを前提としたご依頼である場合がほとんどです。 だからこそ、調査を何度重ねても「対象者が抑えられない」という状況が続くと、当然のことながら依頼者には不満や不信感が溜まっていきます。 高額なお金を支払っているのですから、これは当然のことです。 (連続で対象者が抑えられない事態というのは完全にゼロにすることができないのですが、その際、別れさせ屋フリーダムのスタッフは大変申し訳ない気持ちでいっぱいです……)
今回描かれた作中第7案件でも、まさにその空気が現場を覆っていきました。 「こんなに何も起きないのはおかしいけど、これが事実である以上はそう伝えざるを得ない……」と思う調査員たちと、「こんなに何も起きないわけがない」と思う依頼者。 大きなすれ違いが生まれてしまいます。
やがて依頼者は徐々に苛立ちを見せるようになり、調査報告の場でついに怒りをあらわにしました。 「使えねぇクソ野郎め」 この言葉に対して、新人調査員だった大広田が思わず感情的に応じてしまったシーンは、漫画の中でも印象的に描かれています。 「やってますよ!」「あなたの勘違いじゃないですか!?」という、少し語気の強い反論。
もちろん悪意があったわけではなく、「こっちは真面目に取り組んでいて、事実を伝えているのに……」という思いから出た言葉でした。 しかし、依頼者は既に不信感を抱いているので、大広田と依頼者の空気は一気に険悪に。 小さなすれ違いが、信頼関係を大きく揺るがしてしまったのです。 そして、名指しはしていないものの、会社に対するクレーム投稿へと発展してしまいます。 (別れさせ屋フリーダムのGoogle ビジネスプロフィールのレビューにも、実際に調査を行った案件でご依頼者様に信用してもらえず、「詐欺会社」と書かれているものがあります……)
探偵業(弊社フリーダムは別れさせ屋ではありますが……)は、「事実を伝える仕事」であると同時に、「人と向き合う仕事」でもあります。 今回描かれたような案件は、実際に対応がかなり難しいのですが、事務処理のように事実を伝えてしまうとトラブルになりがちです。
大広田にとってはこの一件が“現場での学び”となりましたが、実際の私たち別れさせ屋フリーダムも、こうしたトラブルすらも成長に繋げられるように日々努力を続けています。
実際にあった別れさせ屋フリーダムのゾッとする話
さて、第7案件は途中参加した内山(霊感あり)が撮影した写真が心霊写真になったことで、「心霊現象」を信じた依頼者が引っ越しをすることで無事に?解決――となりますが、こちらの項目では、私が別れさせ屋フリーダムで仕事をする中で体験した「ゾッとする話」を裏話的にご紹介します。
別れさせ屋の調査員や探偵の仕事は昼夜を問いません。 深夜や早朝の張り込みや尾行も多く、場合によっては長期の出張もあります。 対象者の行動パターンが夜型で、ふらっと深夜にも外出するようなタイプだったりする場合、調査員は「現地で夕方から深夜を超えて朝まで張り込み」ということもザラです。 昼夜逆転の生活になることも少なくなく、静かな深夜の住宅街や、人気のない公園、灯りのない農道など……一般の人なら足を踏み入れないような時間帯と場所に身を置くこともしばしば。 そういう環境に長くいると、ときどき“ゾッとする体験”をすることもあるのです。
とある地方への出張調査の際、泊りの案件になったので宿を手配したことがありました。 到着してフロントを抜けると、何か違和感が…… 廊下の幅、同じ扉がずらりと並ぶ構造、そして少し漂う無機質な空気。
……あれ? これ、完全に病院の造りじゃないか?
ちなみに、その夜は何か心霊的なことが起きたわけではありません。 でも、気付いてしまった以上は気持ちの良いものでもなく、宿泊している間の「妙な緊張感」はありました。
もう一つは、今でも自分の中で「なんだったんだろう……」と思い出すエピソードで、別れさせ屋フリーダム社内でも有名な話。 こちらはガッツリ心霊現象のエピソードです。
同僚と2人で地方調査に向かっていたある深夜、現地への移動中に長い橋を車で渡ることになりました。 深夜2時過ぎ頃だったと思います。 突然、濃い霧が出てきて、フロントガラスもサイドも真っ白に。 助手席にいた私は「すごい霧が出たなー」と思いながら、窓の外の霧を見ていました。 数十秒間、ただ黙って霧の中を車で走り、やがて橋を抜けたタイミングでスッと視界が開けました。
そして、運転をしていた同僚が言ったんです。 「……さっき橋にばあさんいたよね?」 「え?」 思わず聞き返すと、同僚はこう返しました。 「いや、お前、ばあさんと目が合ってたよ」と。
霧の中に“ばあさん”なんていなかった。 いたなら絶対に気付いてる。 私は霧しか見ていない。 何も見えない、白い空間を見ていた記憶しかないんです。 「……俺、見てないけど」と答えた私に、同僚はハンドルを握ったまま、沈黙しました。 それ以降、2人ともその話には触れないまま、その夜の移動を終えました。
もちろん、この話を「心霊現象だ」と断定はできません。 「ゾッとする不思議な夜の話」です。 しかし、別れさせ屋や探偵という職業は、普通の生活リズムでは体験しないような“静かな世界”に足を踏み入れる機会が多いのは確かです。 もしかすると、霊感が強い人にはあまりおすすめできない仕事なのかもしれません……
不安に寄り添う、一つの選択肢としての別れさせ屋フリーダム
『別れさせ屋~相談者がその扉を叩く時~』の第7案件は、これまでの別れさせ工作や別れ工作とは異なる、“実在しない相手”との戦いでした。 周囲の人間には分からない、嫌がらせ行為にストレスを感じている依頼者。
証拠が出ない、明確な進展もない、そして不信感が募っていく。結果、調査員、さらには依頼先の会社との間にもすれ違いが起きてしまう――これは、別れさせ屋や探偵業の現場では、決して珍しくない出来事です。
探偵業(再度、弊社は別れさせ屋ですが……)というのは、事実をそのまま伝える仕事です。 例え依頼者の方が望む結果ではなくても、嘘を伝えるわけにはいきません。 「証拠はなかった」「誰も映っていなかった」「対象者は出て来なかった」という事実を偽ることはできないのです。 だからこそ、時には依頼者との間に緊張が生まれ、双方が望んでいないトラブルに発展してしまうこともあります。
漫画で描かれた大広田の反論も、正にそれでした。 事実を伝えようとしただけでも、相手にとっては“否定された”と受け取られてしまうことがある—— それは別れさせ屋や探偵という職業において、常にある難しさです。
ですが、弊社別れさせ屋フリーダムは、そうしたやりとりの中にも、会社全体・調査員個人としての成長の切っ掛けがあり、“真摯に向き合う姿勢”が育っていくのだとも感じています。
また、今回のコラムでは余談として、筆者自身が経験した少し不思議な話も紹介させていただきました。 私たち別れさせ屋フリーダムの調査員は、深夜や遠方での張り込み・出張も日常的にこなしています。 その中で、ときに“説明のつかない現象”と出会うこともあります。 しかし、どんな現場であっても、私たちはご依頼者様の「どうにかしてほしい」という気持ちに正面から向き合うことを大切にしています。
もし今、「家族や恋人との関係で悩んでいる」「誰にも相談できず、一人で抱えている」「状況を変えたいけど、どうしていいかわからない」 そんなお気持ちを抱えている方がいらっしゃいましたら、私たち別れさせ屋フリーダムにご相談ください。 ご相談は無料、もちろん匿名でもOKです。 無理な営業や強引な提案などは一切いたしません。 まずはお話を伺って、必要であれば一緒に考えていきましょう。
今回のコラム著者・別れさせ屋フリーダム調査員の情報
別れさせ屋フリーダムに入社して4年目の調査員。元自衛官でジム通いと筋トレが趣味だったが、尾行や張り込み時に違和感どころか威圧感を与える可能性があるということで社長から直々にゴリマッチョ禁止令を出された。そのため現在は細マッチョ。筋肉好きの対象者の場合には工作員も担当。
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