

暗闇を利用して急接近
■別れさせ屋フリーダム所属工作員 清水
「暗闇を利用して急接近」というコラムタイトルですが、暗いからよく見えないし、多少強引にでもボディタッチしてしまえ、という脳筋かつ犯罪行為的なお話ではございません。
暗闇が人に及ぼす心理的効果である「暗闇効果」「黄昏効果」についてのお話です。
コラム第37回は、別れさせ屋フリーダム所属工作員の清水が「暗闇効果」と「黄昏効果」について書かせていただきます。
別れさせ屋も利用する暗闇効果とは

まず暗闇効果ですが、暗闇効果とは暗闇によって引き起こされる漠然とした不安感や秘匿性、一体感を感じやすいことに影響され、 他者との関係が急速に親密なものになりやすくなる効果のことを言います。
近くにいかないと他者が見えないということ、また不安な気持ちを打ち消すために誰かの近くにいたいと思いやすいこと、加えて自身や他人の容姿上の欠点を隠してくれる安心感などにより、心理的な距離や物理的な距離がが縮まるとされているのです。
また、薄暗い場所では瞳孔が開き、瞳(黒目)が大きくなります。 人間は興味のあるものに対して、よく見ようとすると黒目が大きくなりますが、 大きな黒目でこちらを見ている人物がいると、見られている側も意識します。 特に見ている側が女性の場合、男性は強く意識することによって、その女性が気になるようになってしまうことが多いのです。
人間の心理というのは不思議なもので、感情によって体が動くものですが、順序を逆にして、先に体を動かすことによって感情が呼び起こされることもあるのです。 つまり、先に体を動かす=瞳孔が開くことで感情が呼び起こされ、相手のことが好きだと勘違いしやすくなることもあるということです。
告白するときやベッドに誘うときは恥ずかしいので目を逸らしがちですが、暗闇効果を参考にするのであれば、暗い場所で相手の瞳をじっと見つめながら言葉をかけると成功率が上がることになります。
暗闇効果の実験方法とその結果
暗闇効果に関する実験は、アメリカの心理学者ケネス・J・ガーゲンが行っています。
ガーゲンは明るい場所と暗い場所での男女の行動を比較するため、それぞれ観察実験を行いました。 面識のない男女6人(8人)のグループを2つ作り、明るい部屋と暗い部屋にそれぞれ入室させて観察したところ、明るい部屋に入った男女のグループでは、初対面の男女が取る一般的な行動、女性は女性で固まり、さほど込み入った内容ではない会話を行うといったことに終始しました。
一方、暗い部屋に入室した男女グループは、入室当初は明るい部屋と同じようにそれぞれ離れて座っていましたが、やがて心理的な距離や物理的距離が縮まり、話も個人的なものになったり、軽いボディタッチをしたり、手を繋いだり、それどころか抱き締め合う男女も現れたと言われています。
本来は1時間を予定していた実験ではありましたが、事前の想定よりも男女のスキンシップが激しくなっていったため、途中で実験は打ち切りとなってしまいました。
日常生活の中で利用する暗闇効果

照明が暗いバーやお洒落なレストランでは暗闇効果が発生しやすくなっています。
別れさせ屋の工作員も薄暗い場所をデート場所に狙うことが多くありますが、好きな人と何処かに行く時は暗闇効果を活用すると関係が急速に発展するかもしれません。
そして、実は暗闇効果は恋愛だけでなく仕事でも活かせるものです。
日中、明るい場所では相手の表情が気になってしまい、言いたいことが言いにくいということがありますが、薄暗い場所では相手の表情を読み取りにくいので積極的になれるといった効果が得られます。 ビジネスにおける商談などでも、お互いに言いたいことが言いやすいため薄暗い場所は効果的であると言えます。
明るさや時間帯に影響される心理
ここまで暗闇効果についてお話させていただきましたが、実は「暗闇効果」以外にも人間は明るさや時間帯によって心的傾向があると言われています。
例えば午前中は「理性の時間帯」「左脳が活性化する時間帯」と言われ、理屈や論理を筋道立てて考える事に適しているとされていますし、午後は逆に「感性の時間帯」「右脳が活性化する時間帯」と言われ、午前中とは反対に感情が判断の主役になってくるとされています。
そして夕方には判断力・思考力が低下する効果があると言われています。 これが冒頭で述べさせていただいた「黄昏効果」です。
別れさせ屋も利用する黄昏効果とは

人間のバイオリズム(体内リズム)は常に変動しており、覚醒している時間や気候、その人の生活リズムなどにも影響されますが、一般的に夕方17~19時の黄昏時になるとすべての活動能力が低下すると言われています。 交通事故の発生件数や、仕事で発生するヒューマンエラーも判断力・思考力が低下する黄昏時が最も多いと言われています。
これが「黄昏効果」と言われるものです。
この黄昏効果を別れさせ屋の工作員がどのようにして業務に利用しているのかと言いますと、このあたりの時間帯になると工作対象者の判断力が落ちるために、普段であれば不倫や浮気をしない人でもデートに誘える可能性が高いと言えるので、承諾の確率を上げるために、この時間帯にデートの約束を取り付けたりしているのです。
ただし、夕方になると思考力が鈍るのは自分も同じです。
別れさせ屋のように仕事でデートに誘うというのであればある程度冷静に考えられますが、好きなのか迷っているような相手をデートに誘う場合には自分の判断力も落ちていることを忘れず、冷静に考えましょう。
恋愛に関する知識は別れさせ屋の能力に直結する
「暗闇効果」「黄昏効果」お分かりいただけましたでしょうか。
心理効果というものは絶対ではありませんが、「成功率を高める」という観点で言えば別れさせ屋にはかかせない知識です。 知ってて利用しないことと、全く知らないことには大きな違いと差があります。
知識のない別れさせ屋や工作員はそれだけ成功率が低いということです。
今回のコラム著者情報
工作員 清水
別れさせ屋フリーダムに入社して4年目の工作員。前職は接客業。容姿については言うまでもないが、それに加えて心理学など工作業務の役に立つ知識の習得に貪欲であり、そういった努力が実際に工作の成功へと繋がっていると言える。その姿勢と成功率の高さは周囲からの高い評価に繋がっている。
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