これは困ったというケース
■別れさせ屋フリーダム所属調査員 長谷川
どのような仕事においても、大きなトラブルではないにせよ、「これは困ったなぁ……」と頭を抱えるような状況やケースに出くわすことがございます。 もちろん別れさせ屋という仕事においてもこれは例外ではなく、調査や工作の中で困ったという状況に陥ることがあるのです。
コラム第105回は調査員として働く私、長谷川が別れさせ屋という仕事の中で発生する「これは困ったというケース」についてコラムを書かせていただきます。
とにかく対象者が外出しない
別れさせ屋の調査と工作に共通して最も困るケースが、「とにかく対象者が外出しない」というものです。 対象者が外出しないことには立ち寄り先などの事前調査もできませんし、工作に至っても接触が全然捗りません。 つまり別れさせ屋としての仕事、ご依頼をいただいた様々な工作が全く進行しない、ほとんど進行しないということになってしまいます。 こういった意味でも困るのですが、他にも困る理由がいくつかございます。
あまりにも調査の空振りが続いてしまいますと、ひたすら対象者宅や対象者勤務先の周辺で張り込むことになるのですが、長引けば長引くほど不審者として近隣の住民の方などに通報されてしまう可能性が増加します。 「あの車いつも停まっているな……」ですとか、「あの人いつもウロウロしているけど怪しい……」といった風に思われてしまい、警察に通報されて職務質問をされてしまうわけです。 調査員の人員変更で対応できる場合もありますが、近隣住民の警戒心は高まりますので次の通報も早くなってしまったりと、別れさせ屋の調査や工作業務に支障が出始めるということもございます。
また、ご依頼者様への報告に関しても困ってしまいます。 一向に対象者が出ないとなりますと、ご依頼者様に送れる画像も対象者宅や対象者勤務先の時間経過の画像くらいしかありません。 皆様ご存知のとおり、別れさせ屋業界には「調査や工作をやったふりをする詐欺業者」が存在していますので、実際に調査や工作をしていても、ご依頼者様が依頼先の別れさせ屋の仕事内容を疑い、疑心暗鬼に陥ってしまうということもあるのです。
また「出てこない」という事実はあれど高額な料金を支払っていただいておりますから、調査や工作が捗らず申し訳ないという気持ちも強くなってしまいます。
事前情報と状況が明らかに違う
「調査を開始してみると事前にいただいていた情報と明らかに状況が違う」というケースも、調査プランや工作プランを一新せざるを得なくなることもあるため困ってしまいます。
こういった状況が発生しがちなご依頼としましては、「浮気相手・不倫相手という立場からのご依頼で、自身の交際相手とその正式なパートナーや配偶者(彼氏・彼女・夫・妻)を別れさせてほしい」というケースです。
何故発生しがちなのかと申しますと、事前情報の情報源が交際相手ということが多く、「彼氏・彼女とは上手くいっていない」「夫・妻とは上手くいっていない」「別れたいと伝えているが相手が納得していない」というような発言が、浮気相手・不倫相手という立場にあるご依頼者様に対しての「嘘」ということがあるからなのです。
また、もう1つ「事前情報と状況が明らかに違う」というケースが発生することがあるものがございます。 それは、「以前同じ依頼内容で、他の別れさせ屋に依頼をしていたことがある」という方からのご依頼です。
これも別れさせ屋業界に多い悪癖と言いますか、詐欺に近い行為なのですが、「成功見込みの無いご依頼を、あたかも時間とお金をかければ成功するように思わせる」=「契約を延長させて多く料金を支払わせたい」ために、事前調査や工作において、実際よりもポジティブな嘘の情報を伝えてくるような業者が存在しています。
私が経験した中にも、「以前同じ依頼内容で他の別れさせ屋に依頼をしていたことがある」という方からのご依頼において、「夫婦仲が非常に悪いので別れさせやすいと判断できる」と聞いていたという案件が、実際に調査を行ってみると、「どう見ても夫婦仲が非常に良く、聞いていたよりも工作が難しいと思われる」というケースがございました。
他にも色々ありますが……
他にも「張り込み場所の近くに反社会的勢力の事務所がある」ですとか、「対象者が危険人物である」「対象者の警戒心が異常に高い」といった「別れさせ屋の仕事において困ったケース」はいくつかございますが、ご依頼者様にも関係するもので割と発生しがちなケースは主に上記の2つとなっております。
弊社別れさせ屋フリーダムは、「困ったケース」におきましても、ご依頼者様とご協議の上で柔軟な対応策を取らせていただいております。 「難しいケースになりそうだ」という方であっても、ご安心して別れさせ屋フリーダムにご相談ください。
今回のコラム著者情報
調査員 長谷川
別れさせ屋フリーダムに入社して11年目のベテラン調査員。高い調査技術を持っており、社長や仲間からの信頼は厚い。一方で家庭内の立場は危ういらしく、反抗期の娘には口が裂けても「父親の仕事が別れさせ屋の調査員だなんてとても言えない……」と悩んでいる模様。
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